こんにちは,ちゃんぴーです♪
みなさんはGX補助金を知っていますか?正式には「GX志向型住宅」という一定の条件をクリアした住宅に対して,国が出してくれる補助金です。その額160万円!何としても欲しい金額ですよね?
2025年7月22日,GX補助金は予算が上限に達して終了しました。
タイトルを見たら分かりますね…
そうです,私はもらえませんでした!(泣)
正確には,申請が間に合いませんでした。
いま全国でこのような施主たちが多数出ていて,SNSでは大騒ぎになっています。「ウチなら補助金をもらえると言いましたよね?」「せっかく取り付けた設備が無駄になった」とハウスメーカーにも苦情が殺到しているようです。
もう補助金はもらえないの?
そんな悩みを抱えている方に,私なりの対応策を話していきたいと思います。なお今回は,新築(注文・分譲)住宅のみについて取り扱いますのでご了承ください。
今後の対応策は→長期優良住宅の補助金に切り替えましょう!
GX補助金は間に合わなかったけど,何とか補助金は欲しい!
という方は,長期優良住宅の補助金に切り替えましょう!補助額は80万円でGX補助金の半額にはなりますが,予算にまだ余裕があり,BELSやHEMSなどの費用もかかりません。さらに,長期優良住宅は固定資産税や住宅ローン控除の優遇も受けられるというメリットがあります。

注意としては
- 長期優良住宅の基準をクリアしている必要がある
 - 長期優良住宅の補助金も申請手数料が85000円かかります
 - GX補助金が間に合わなかった人たちが殺到する恐れあり
 
今の推移で行けば,すぐに予算がなくなることはないと思いますが,決断は早い方がいいと思います。気持ちも切り替えて,確実に補助金をもらっていきましょう!
他の対応策はある?
160万円が諦められない。何か方法はないの?
私も同じ気持ちです。やっぱり差額80万円は大きすぎる!
他の対応策も実はあります。
- 補助金が増額されるのを待つ。
 - 来年の補助金に賭けてみる。
 
以下で詳しく解説していきます。
補助金が増額されるのを待つ
先に結論を言うと,増額は期待しない方がいいと思います。
まず,今年の子育てグリーン住宅支援事業の補助金(新築)を簡単にまとめていきます。
| 予算 | GX志向型住宅…500億円 長期優良住宅・ZEH水準住宅…1600億円  | 
| 補助額 | GX志向型住宅…160万円 長期優良住宅…80万円 ZEH水準住宅…40万円  | 
| 契約時期 | 不問 | 
| 対象工事の着手期間 | 2024年11月22日~ | 
| 予算上限到達日 | 2025年7月22日 | 
GX志向型住宅を簡単に説明すると,高い断熱性能・再生可能エネルギーの導入など環境に配慮した住宅になります。
GX補助金の申請に必要な書類はハウスメーカーに準備してもらうため,施主側がすることは確認書の記入とお金の準備くらいです。私が営業さんから説明を受けたものは以下のものです。
- BELS評価書の取得 45000円
 - HEMSコントローラーの設置 41000円
 - 補助金申請手数料 95000円
 
BELSとは,建物の省エネ性能を「見える化」するもので,5段階の星の数で評価されます。断熱性能やエネルギー消費量の削減率などもわかるので,GX志向型住宅の基準に適合しているか否かの参考になります。
HEMSとは,家庭におけるエネルギー使用量を「見える化」するシステムのことです。コントローラーを導入することで,家電や設備を自動制御し,快適な生活をサポートしてくれます。
合計すると181000円かかりますが,補助金は160万円なのであまり気になりませんね。
では,なぜ今回もらえない人が続出したのか。それは,先程の「BELS評価書」の申請に問題があったようです。
BELSの評価書は,BELS評価機関という第三者機関に申請する必要があります。GX志向型住宅の基準は非常に高く,ハウスメーカーによっては様々なオプションをつけなければなりません。
SNSを見る限り,GX補助金をもらえなかった人は一条工務店で契約している人が多かったようです。一条工務店は高性能な住宅を標準でつくることができ,GX志向型住宅の基準も容易にクリアできたようです。
だからこそ,一条工務店で契約した人のほとんどがGX補助金を希望し,その数だけBELS評価書の申請が滞ってしまい,間に合わない人が続出したようです。
そもそもGX補助金の予算が少なすぎじゃない?と思う方もいますよね。
長期優良住宅が補助金80万円・予算1600億円に対し,GX志向型住宅は補助金160万円・予算500億円って何か変ですよね?これは,管轄が異なるからです。
長期優良住宅・ZEH水準住宅は国土交通省,GX志向型住宅は環境省が予算を立てています。なので,子育てグリーン住宅支援事業のHPにも赤で記載されていますが,長期優良住宅(国土交通省)の予算がGX志向型住宅(環境省)に充当されることはほぼないと思います。
2023年に予算が増額されたというケースもあります。しかしそのときは予算がなくなる前に増額の決定通知があったようです。
増額を期待するよりも,確実にもらえる補助金を申請することをおすすめします。
来年の補助金に賭けてみる
着工のタイミングによってはアリ!です。
少しさかのぼって,住宅補助金の予算やもらえる条件などを分析してみます。
| 2024年子育てエコホーム支援事業 | 2023年こどもエコすまい支援事業 | 2022年こどもみらい住宅支援事業 | |
| 予算 | 2500億円 | 1500億円 後に+209億円  | 1142億円 | 
| 補助額 | 長期…100万円 ZEH…80万円  | ZEH…100万円 | ZEH…100万円 | 
| 契約時期 | 不問 | 不問 | 2021年11月26日~ | 
| 対象工事の着手期間 | 2023年11月2日~ | 2022年11月8日~ | 事業者登録以降 | 
| 予算上限到達日 | 2024年12月31日 90%で終了  | 2023年9月28日 | 2022年11月28日 | 
この表で見てほしい所が,「対象工事の着手期間」と「予算上限到達日」の関係です。
ちなみに「対象工事」とは,「基礎工事後に行う工事」(地上階の柱・壁・梁・屋根)です。つまり上の2024年の例でいうと,『2023年11月2日より前に基礎工事(杭・足場の仮設・給排水など含む)はしていても大丈夫ですが,上棟などは11月2日以降にしていないとアウトですよ』ということです。
対象工事の着手期間を見てみると,毎年11月~が補助金の対象になっています(今年も2024年11月22日~)。前年度の11月より前に上棟が始まった方は補助金はもらえません。
ここで着目してほしいのが,前年度の予算上限到達日と翌年の対象者の開始日です。
- 11月28日→11月8日
 - 9月28日→11月2日
 - 12月31日→11月22日
 
前年度の予算が早めに上限に達するほど,翌年の対象者の開始日が少し早まっていることが分かります。これを今年に当てはめてみると…
- 7月22日→9月~10月?
 
もちろん勝手な推測です。希望的観測で,やっぱり11月~でした,ということの方が十分にあり得ます。しかし,今年のGX補助金の状況や結果を鑑みるに,何かしらの救済措置はあるのでは?と考えています。というより,あってほしい!
対象者が11月から少し早まったところであまり変わりはないかもしれませんが,160万円をどうしても諦められない方は来年に賭けてみるのもいいかもしれません。
ただし,失敗すれば補助金は0円です。これはあくまで私の妄想なので,賭けに負けても責任は負いかねます。ご了承ください。
いま家づくりを進めている方で着工(基礎工事)が11月以降の方は,上棟も12月以降になると思うので来年の補助金は受けられる可能性大です。
おそらくGX補助金に近いものは来年も出ると思います。12~2月ごろに新制度の概要が発表されると思うので,早めに情報収集をして,計画的に申請できるようにしていきましょう!
(追記)各省庁の概算要求で,来年度の施策や予算が公開されました。記事にまとめていますので参考にされてください。↓↓
まとめ
GX補助金に間に合わなかった方のために,今後の対応策についてお話ししました。
私的にベストなのは
- 長期優良住宅の補助金に切り替える
 
ことだと思います。80万円も高額ですからね。確実にもらっておきましょう。どうしても諦められない方は
- 補助金の増額を待つ
 - 来年の補助金に賭けてみる
 
も考えてみてもいいと思います。その際はリスクもしっかり考えてくださいね。
補助金は確かに欲しいものですが,こだわりすぎない方がいいと思います。後悔のない楽しい家づくりのためにも,ご自身に合った選択をしていきましょう。
以上,ちゃんぴーでした♪
数ある中から,この記事を読んでいただきありがとうございます!
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